「質量パーセント濃度、公式は知ってるのに点が取れない…」
中1理科の質量パーセント濃度は、公式を覚えていても計算でつまずきやすいところなんだ。
でも安心して。今日はつまずきやすい3パターンを、ひとつずつ潰していこう。
まず公式とことばの意味から
質量パーセント濃度の公式はこれだけ。
ここで大事なのが3つのことば。ここがあいまいだと、ぜんぶ崩れる。
- 溶質(ようしつ)…溶けているもの。例:食塩、砂糖
- 溶媒(ようばい)…溶かしている液体。例:水
- 溶液(ようえき)…溶質+溶媒。つまり全部混ぜたもの
つまずきパターン①:分母を「水(溶媒)」で割ってしまう
まずはこれ。次の問題、やってみて。
問題1 水90gに食塩10gを溶かした。この食塩水の質量パーセント濃度は?
10 ÷ 90 × 100 = 約11.1%
→ 水(溶媒)の90gで割ってしまっている
溶液 = 90+10 = 100g
10 ÷ 100 × 100 = 10%
ポイントは、割る前にまず「溶液の質量」を作ること。水と食塩を足して100g、これが分母。問題文に「溶液の質量」がそのまま書いてないこともあるから、自分で足し算するクセをつけよう。
つまずきパターン②:×100 を忘れる
問題2 砂糖25gを水で溶かして、全体で200gの砂糖水を作った。濃度は?
計算してみよう。
25 ÷ 200 = 0.125 …ここで止まると「0.125%」と書いてしまう。これが間違い。
「パーセント(%)」を出すんだから、最後に必ず ×100。割り算で出るのは“割合”、×100して初めて“パーセント”になる。
問題2は、溶液の質量(200g)が最初から書いてあるパターン。足し算しなくていいのに、「足さなきゃ」と思い込むと混乱しやすい。問われているのが溶液の質量か、溶媒の質量かを読み分けよう。
つまずきパターン③:逆算(溶質の量を求める)でフリーズ
応用問題では、この逆算がよく問われる。
問題3 8%の食塩水が250gある。この中に食塩は何g溶けている?
公式を逆から使う。
溶質の質量 = 溶液の質量 × 濃度 ÷ 100
250 × 8 ÷ 100 = 20g
まとめ:濃度はこの順番でやれば崩れない
② 溶液の質量(溶質+溶媒)を作る
③ 溶質 ÷ 溶液 × 100
④ 求めるのが溶質の質量なら「溶液の質量 × 濃度 ÷ 100」で逆算
質量パーセント濃度は、「溶解度」と組み合わせて問われることもあるテーマ。中1で公式を“意味ごと”理解しておくと、中3の受験勉強がぐっと楽になるよ。
テストの前に問題1〜3をもう一度ノートで解き直して、間違えたものだけ翌日もう一回。これだけで濃度はかなり安定する。お子さんの理科の計算が気になる保護者の方も、まずはこの3パターンの確認から始めてみてね。
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