「He like soccer.」

これ、どこが間違いかすぐわかるかな?

正解は「He likes soccer.」。動詞の後ろに「s」がつく。これが中1英語で出てくる「三人称単数現在のs」、略して「三単現のs」だ。

「三単現のsって何?」と聞かれたら、こう答えるかな。

「主語がhe, she, itのとき、動詞にsをつける」

……わかってるじゃん。

そう、三単現のsは知らないから間違えるんじゃない。知ってるのに忘れるから厄介なんだ。ルール自体はシンプルなのに、なぜ間違えるのか。今日は、三単現のsを「いつつけるか」「どうつけるか」、そして「忘れないための練習」まで、順番にまとめて解説するね。

この記事でわかること
・そもそも「三単現」って何?と、主語の見分け方
・s・es・ies・has のつけ方(弱点になりやすい)
・つまずきやすい3つのパターンと直し方
・疑問文・否定文でのsの落とし穴
・sを忘れないための練習(主語判定・英作文・音読)

そもそも「三単現」って何?

三単現は「三人称・単数・現在」の頭文字。この3つが全部そろったとき、動詞にsがつく。

三単現の3条件
① 三人称(自分〈I・we〉と相手〈you〉以外。he, she, it, 人の名前, 物 など)
② 単数(1人・1つ)
③ 現在(今のこと)
→ この3つが全部そろったら動詞に s!

つまり主語が he / she / it / Tom / my mother / this dog みたいに「自分(I)でも相手(you)でもない、1人(1つ)のもの」のときだけ、動詞にsをつける。

主語が三単現かどうかを見分けよう

「he, she, it のとき」とだけ覚えていると、ここで迷いやすい。

👦
he, she, itの時にsでしょ?簡単じゃん
👨‍🏫
じゃあ「My sister」は三単現?「Tom and I」は?
👦
えっ……と……

三単現のsは、主語がhe/she/it以外の形で出てくると混乱しやすいんだ。

たとえば:

「he, she, it」だけじゃなくて、「I, you, 複数」以外は全部三単現と覚えた方が正確だよ。

三単現の判定法
主語を見て、次の3つに当てはまらなければ → sをつける!
❌ I(自分)
❌ you(あなた)
❌ 複数(they, we, Tom and Ken など)

それ以外 → 全部三単現!sをつけろ!

つまずきパターン① sをつけ忘れる

まずはこれ。文の意味は合ってるのに、sを忘れてバツになる。

よくある間違い

My sister play the piano.
(私の姉はピアノをひきます)

正しい書き方

My sister plays the piano.

なぜ間違えるのか? 日本語には「主語によって動詞が変わる」という感覚がないんだ。日本語だと「私はひく」も「姉はひく」も動詞は同じ「ひく」。でも英語は主語によって動詞の形が変わる。日本語の感覚にない仕組みだから、意識しないと抜け落ちて、動詞をそのまま書いてしまう。日本語で考えてから英語にするときほど、sを忘れやすいよ。

👦
主語が長いと、なんか動詞のことを忘れちゃうんだよね…
👨‍🏫
それ、すごくよくある。だから「主語を見たら、まず I か you か、それ以外か」を最初に確認するクセをつけよう。それ以外=1人・1つなら s だよ。
直し方
英文を書いたら、動詞に印をつけて「主語は he / she / it の仲間か?」と自分に質問する。仲間なら s をつける。この一手間で、つけ忘れを防げるよ。

つまずきパターン② s・es・y→ies の使い分けミス

sをつけることは覚えても、「つけ方」を間違えるパターン。ここも大事なところ。

動詞へのsのつけ方 4ルール
① ふつうは s をつける
play → plays / like → likes / run → runs

② o, s, x, ch, sh で終わる語は es をつける
go → goes / do → does / watch → watches / teach → teaches / wash → washes

③ 「子音字+y」で終わる語は y を i にかえて es
study → studies / cry → cries / carry → carries

④ have だけは特別で has になる
have → has

特に間違えやすいのが③。studyは「study」で終わるから、そのままsをつけて「studys」と書いてしまいやすい。yの前がa,i,u,e,o(母音)以外なら、yをiにかえてes、と覚えよう。

よくある間違い

He studys English.
He gos to school.

正しい書き方

He studies English.
He goes to school.

要注意: play は「play」で、yの前がa(母音)だから③にならない。ふつうに plays でOK。「子音字+y」のときだけ ies になる、ここがひっかけポイント!

つまずきパターン③ 疑問文・否定文でsを残してしまう

これがラスボス。パターン①②を乗り越えても、ここで最後にやられる。

疑問文や否定文にすると、sは does の方に移動する。だから動詞は元の形(原形)にもどる。

よくある間違い

Does he likes soccer?
She does not plays tennis.

正しい書き方

Does he like soccer?
She does not play tennis.

👦
なんで疑問文だと s が消えるの?せっかく覚えたのに!
👨‍🏫
does が s を引き受けてくれるからなんだ。does は do に es がついた形。三単現の印はもう does についているから、動詞は s を持たなくていい。「does が出たら動詞は原形」ってセットで覚えよう。
合言葉:does が出たら動詞は原形
Does he play〜? / He does not play〜.
does に s をあげたから、動詞は身軽になって原形にもどる、とイメージしよう。

練習問題で手を動かそう

三単現のsは、頭でわかっていても、手が覚えていないと間違える。ワークの穴埋めで「s」を選ぶ問題は解けるのに、英作文になると忘れる。これは、自分で文を組み立てる練習が足りていないサインだよ。

ここから3種類の練習をしよう。ノートに書いてから答えを見てね。

練習1:主語判定トレーニング

次の主語が三単現かどうか、○×で即答してみよう。

練習1 三単現なら○、ちがえば×
(1) My father
(2) They
(3) This book
(4) Ken and I
(5) The teacher
(6) You
(7) Her cat
(8) Some students

……考えたかな?答えはこちら。

練習1の答え
(1) My father:○(= he)
(2) They:×(複数)
(3) This book:○(= it)
(4) Ken and I:×(複数)
(5) The teacher:○(= he/she)
(6) You:×(you)
(7) Her cat:○(= it)
(8) Some students:×(複数)

練習2:動詞を正しい形にする

( )内の動詞を正しい形にしてみて。

練習2
(1) Tom( have )a dog.
(2) My mother( watch )TV every day.
(3) Does she( study )Japanese?

……考えたかな?答えはこちら。

練習2の解答・解説
(1) has:主語Tomは三人称単数。have は特別な変化で「has」になる(要暗記!)
(2) watches:watch は ch で終わるから es をつけて watches
(3) study:Does があるので動詞は原形のまま。studies にしないよう注意!

(1)の have → has は不規則な変化で、テストでもよく問われる。sやesのルールとは別に、まるごと覚えておこう。

練習3:瞬間英作文

次の日本語を英語にしてみよう。主語を見て、sが必要か毎回判断するのがポイント。

練習3
(1) 彼女は毎日英語を勉強する。
(2) 私の兄はギターを弾く。
(3) あの犬はとても速く走る。

……書けたかな?答えはこちら。

練習3の答え
(1) She studies English every day.(studyはyをiに変えてes!)
(2) My brother plays the guitar.(= he → sつける)
(3) That dog runs very fast.(= it → sつける)
よくある間違い

She study English every day.

My brother play the guitar.

正しい文

She studies English every day.

My brother plays the guitar.

定着のコツ:「音読」で体に染み込ませる

最後に、一番大事なことを伝えるよ。

三単現のsを定着させるには、正しい文を声に出して読むのが効く。

「She plays tennis.」を10回声に出してごらん。くり返すうちに、sを抜いた方が気持ち悪く感じるようになってくる。

これが「知識」から「クセ」に変わった瞬間。こうなれば、テスト本番でも自然にsがつけられるよ。

今日からやること
① 教科書の英文を読むとき、三単現の動詞に丸をつける
② 丸をつけた文を3回ずつ音読する
③ 余裕があれば主語を変えて言い換える(She plays → They play)

1日5分でOK。続けるほど、うっかりミスは減っていくよ!

まとめ:三単現は「順番」でチェックすれば怖くない

三単現ミスをなくす3ステップ
STEP1 主語を見る → I・you 以外の1人・1つ?(三単現の合図)
STEP2 つけ方を確認 → s? es? y→ies?(have→has も忘れずに)
STEP3 文の種類を見る → does が出たら動詞は原形にもどす

三単現のsは、中1英語で最初の大きな壁だけど、ここを固めると英語の点数が安定してくる。しかもこの「主語によって動詞が変わる」感覚は、中2以降の英語、そして高校入試までずっと土台になり続けるんだ。

ろっく家庭教師では、こうした「わかってるのに間違える」ポイントを一人ひとりに合わせて指導しています。

まずは今日の練習問題、もう一度ノートに書いて解いてみてね。手で書くと、頭が本当に覚えるから。

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この記事を書いた人:六田 佳志(ろっく先生)

福岡の個人家庭教師・学習アプリ制作者。生徒の「どこでつまずいたか」を毎週の指導で見てきた実例をもとに、テストで実際に失点しやすいポイントだけを解説しています。指導実例はT君の合格ストーリー、プロフィール詳細は運営者情報へ。