こんにちは、ろっく家庭教師です。

夏休みに入って、中2の英語でこの質問がいちばん多い。

「先生、比較級って moreer、どっちを使うんですか? 毎回カンで書いてます」

正直でよろしい。でもカンのままだと、2学期にもう1回同じところで沈みます。比較(比較級・最上級)は1学期末〜2学期の定期テストに必ず出るうえに、福岡県公立高校入試の語句並べ替え・対話文の空所補充で毎年のように顔を出す単元だからです。

そして、ここが大事なところ。

今日の結論
比較のミスは4つの型しかありません。センスではなく、単語を見て機械的に選ぶ手順があります。今日の30分で、カンを卒業できます。
4つ
ミスの型はこれだけ
2秒
で er / more は選べる

まず土台:比較級と最上級の「形」を1行で

ここがぐらついてると、この先ぜんぶフワフワします。声に出して1回読んでください。

ポイントは3つだけ。

  1. 比較級には than(〜より)がセットでつく
  2. 最上級には the がセットでつく
  3. er/est を使うか、more/most を使うかは、単語の長さで決まる

この3番が今日の本丸です。


つまずきパターン① more と er を両方つけてしまう(二重比較)

いちばん多いのがこれ。テストの記述でごっそり点が飛びます。

よくある間違い

ケンは私より背が高い。
Ken is more taller than me.
「もっと」を強調したくて more を足してしまった

正しい形

Ken is taller than me.
more と er は、どちらか一方だけ。両方つけたら必ずバツ

最上級でも同じことが起きます。the most biggestthe most easiest も全部バツ。

覚え方
more と er は同じ仕事をする道具です。ドライバーを2本持って1本のネジを回そうとしてる状態。「moreを書いたらerは書かない」と口で言いながら書くと消えます。

つまずきパターン② er と more の選び方がカンになっている

famouser beautifuler と書いてしまう人、毎年います。ここを機械化しましょう。

判断は 単語の長さ(音のかたまりの数) です。

2秒で選ぶ手順
Step 1:その単語を声に出して、手をたたきながら読む。
Step 2:手が1回か2回で終わる短い単語 → er / est
Step 3:手が3回以上かかる長い単語 → more / most

やってみます。

「famous は2回なのに more なの?」——そう、ここが唯一のひっかけです。だから中学では、more組の単語を先に覚えて、それ以外は er という順番で処理するのが速い。

中学で出る「more / most 組」定番リスト
beautiful(美しい)/ popular(人気のある)/ important(大切な)/ difficult(難しい)/ interesting(おもしろい)/ useful(役に立つ)/ famous(有名な)/ exciting(わくわくする)/ careful(注意深い)/ slowly(ゆっくり)/ easily(簡単に)

+ 形が変わる特別組:good・well → better / best/ many・much → more / most/ bad → worse / worst

そして er をつけるときのつづりのルールも、ここでまとめて回収しておきます。

👦
つづりのルール3つも覚えるの、しんどいです…
👨‍🏫
覚えるんじゃなくて、big / easy / large の3つの単語だけを書けるようにして。テストで迷ったら「bigger だったな」と見本を思い出して真似する。ルールは3つでも、見本は3語で足りる。

つまずきパターン③ as 〜 as の中に比較級を入れてしまう

期末テストで差がついたのが、たいていここ。

よくある間違い

私は姉と同じくらい速く走れる。
I can run as faster as my sister.
「比べてるから比較級でしょ」と考えてしまった

正しい形

I can run as fast as my sister.
as 〜 as の間は、もとの形(原級)。er も more も入れない

理由はシンプルで、as 〜 as は「同じくらい」=差がないことを言う表現だから。差をつける道具(er / more)とは真逆なんです。だから中には変化させていないそのままの形が入る。

もうひとつ、セットで押さえてほしいのが否定の形です。

ここ、入試で狙われます
not as 〜 as … =「…ほど〜ではない」
This book is not as difficult as that one.
→「この本は、あの本ほど難しくない」=あの本の方が難しい

「同じじゃない」ではなく「相手の方が上」まで読み取れると、長文の内容一致問題で確実に1問取れます。

つまずきパターン④ 最上級の in と of がごちゃまぜ

the tallest of my class と書いてしまうやつ。ここは覚え方が決まっています。

in と of の見分け
in + 場所・団体(ひとかたまりの範囲)
in Japan/in my class/in our school/in the world/in my family

of + 数・仲間(複数のものの集まり)
of the five/of all(the)students/of the three

判断のコツは「数字や all がついてたら of、場所っぽかったら in」。これで中学範囲はほぼ全部さばけます。

あと地味に多いのが the の書き忘れ。最上級の est / most の前には the。書いた瞬間に the を先に置くクセをつけると事故が減ります。


練習問題(4問・ノートに書いてから答えを見て)

手を動かさないと定着しません。紙に書いてください。

Q1. この本はあの本よりおもしろい。(英語に) Q2. 富士山は日本でいちばん高い山です。(英語に) Q3. 私はケンほど上手に泳げません。(英語に) Q4. 並べ替え:サッカーは私たちの学校でいちばん人気のあるスポーツです。 ( soccer / the / sport / is / popular / most / in ) our school.

解答と、採点で見るポイント
A1. This book is more interesting than that one.
→ interesting は long組。interestingermore interestinger もバツ。

A2. Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
→ the を落としてないか。Japan は場所だから in

A3. I cannot(can't) swim as well as Ken.
→ as 〜 as の間は原級。good/well の比較級 better を入れたらバツ。

A4. Soccer is the most popular sport in our school.
→ popular は more/most 組。the most popular の3語がひとかたまりで動く。

Q4のような並べ替えは、福岡県公立高校入試の対話文でよく出る形式です。福岡県の英語は大問5つ・55分で、リスニングのあとに対話文と長文が続く構成。並べ替えや空所補充は文法知識だけで取り切れる問題なので、比較をここで固めておくと、そのまま入試の得点になります。


覚え方:「覚える時間」を作らない

最後に、more組の単語の入れ方だけ。

多くの子がやりがちなのが、リストを眺めて「よし覚えた」と思う勉強。あれ、頭はほとんど働いていません。

👦
じゃあどうすればいいんですか?
👨‍🏫
見た瞬間にテストする。11個の単語を紙に日本語だけ書いて、英語+比較級を書けるか30秒でチェック。間違えたものだけもう1回。これを3周。眺める10分より、テスト3分の方が残る。

思い出そうとした瞬間に記憶は強くなります。だからインプットよりテスト。これは比較に限らず、単語も理科の用語も全部同じです。


まとめ

今日のチェックリスト
① more と er はどちらか一方だけ(more taller はバツ)
② 手をたたいて3回以上なら more。+ more組11語を暗記
as 〜 as の間は原級。not as 〜 as は「相手の方が上」
④ 最上級は the を先に置く。場所は in、数・all は of

比較は、覚えることが少ないわりに出題が多い、コスパのいい単元です。夏休みのうちにここを固めておくと、2学期の受動態・現在完了に進んだときに「文法は型で解ける」という感覚が先にできあがります。それが中3の入試演習でそのまま効いてきます。

大野城市・春日市の中学校でも、比較は1学期末の範囲に入っていたところが多い。答案が手元にあるなら、比較の失点が上の4つのどれだったかだけ確認してみてください。型が分かれば、直すのは今日1日で終わります。

わからないところがあれば、いつでも聞いてください。

ろっく家庭教師

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