こんにちは、ろっく家庭教師です。
夏休みに入って、中2の英語でこの質問がいちばん多い。
「先生、比較級って more と er、どっちを使うんですか? 毎回カンで書いてます」
正直でよろしい。でもカンのままだと、2学期にもう1回同じところで沈みます。比較(比較級・最上級)は1学期末〜2学期の定期テストに必ず出るうえに、福岡県公立高校入試の語句並べ替え・対話文の空所補充で毎年のように顔を出す単元だからです。
そして、ここが大事なところ。
まず土台:比較級と最上級の「形」を1行で
ここがぐらついてると、この先ぜんぶフワフワします。声に出して1回読んでください。
- 比較級(2つを比べて「〜より…だ」)…
A is 〜er than B./A is more 〜 than B. - 最上級(3つ以上で「いちばん…だ」)…
A is the 〜est in[of] 〜./A is the most 〜 in[of] 〜.
ポイントは3つだけ。
- 比較級には than(〜より)がセットでつく
- 最上級には the がセットでつく
- er/est を使うか、more/most を使うかは、単語の長さで決まる
この3番が今日の本丸です。
つまずきパターン① more と er を両方つけてしまう(二重比較)
いちばん多いのがこれ。テストの記述でごっそり点が飛びます。
ケンは私より背が高い。
→ Ken is more taller than me.
「もっと」を強調したくて more を足してしまった
→ Ken is taller than me.
more と er は、どちらか一方だけ。両方つけたら必ずバツ
最上級でも同じことが起きます。the most biggest も the most easiest も全部バツ。
つまずきパターン② er と more の選び方がカンになっている
famouser beautifuler と書いてしまう人、毎年います。ここを機械化しましょう。
判断は 単語の長さ(音のかたまりの数) です。
Step 2:手が1回か2回で終わる短い単語 → er / est
Step 3:手が3回以上かかる長い単語 → more / most
やってみます。
- tall(トール)→ 1回 → taller / tallest
- easy(イー・ジー)→ 2回 → easier / easiest
- famous(フェイ・マス)→ 2回だけど…→ more famous / most famous
- beautiful(ビュー・ティ・フル)→ 3回 → more beautiful / most beautiful
- interesting(イン・タ・レス・ティング)→ 4回 → more interesting / most interesting
「famous は2回なのに more なの?」——そう、ここが唯一のひっかけです。だから中学では、more組の単語を先に覚えて、それ以外は er という順番で処理するのが速い。
+ 形が変わる特別組:good・well → better / best/ many・much → more / most/ bad → worse / worst
そして er をつけるときのつづりのルールも、ここでまとめて回収しておきます。
- 語尾が e … r / st だけ足す(large → larger / largest)
- 「子音字+y」… y を i にして er / est(easy → easier / easiest、busy → busier)
- 「短い母音+子音字」… 最後の文字を重ねる(big → bigger、hot → hotter)
つまずきパターン③ as 〜 as の中に比較級を入れてしまう
期末テストで差がついたのが、たいていここ。
私は姉と同じくらい速く走れる。
→ I can run as faster as my sister.
「比べてるから比較級でしょ」と考えてしまった
→ I can run as fast as my sister.
as 〜 as の間は、もとの形(原級)。er も more も入れない
理由はシンプルで、as 〜 as は「同じくらい」=差がないことを言う表現だから。差をつける道具(er / more)とは真逆なんです。だから中には変化させていないそのままの形が入る。
もうひとつ、セットで押さえてほしいのが否定の形です。
This book is not as difficult as that one.→「この本は、あの本ほど難しくない」=あの本の方が難しい
「同じじゃない」ではなく「相手の方が上」まで読み取れると、長文の内容一致問題で確実に1問取れます。
つまずきパターン④ 最上級の in と of がごちゃまぜ
the tallest of my class と書いてしまうやつ。ここは覚え方が決まっています。
in Japan/in my class/in our school/in the world/in my family
of + 数・仲間(複数のものの集まり)
of the five/of all(the)students/of the three
判断のコツは「数字や all がついてたら of、場所っぽかったら in」。これで中学範囲はほぼ全部さばけます。
あと地味に多いのが the の書き忘れ。最上級の est / most の前には the。書いた瞬間に the を先に置くクセをつけると事故が減ります。
練習問題(4問・ノートに書いてから答えを見て)
手を動かさないと定着しません。紙に書いてください。
Q1. この本はあの本よりおもしろい。(英語に)
Q2. 富士山は日本でいちばん高い山です。(英語に)
Q3. 私はケンほど上手に泳げません。(英語に)
Q4. 並べ替え:サッカーは私たちの学校でいちばん人気のあるスポーツです。
( soccer / the / sport / is / popular / most / in ) our school.
→ interesting は long組。
interestinger も more interestinger もバツ。A2. Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
→ the を落としてないか。Japan は場所だから in。
A3. I cannot(can't) swim as well as Ken.
→ as 〜 as の間は原級。good/well の比較級 better を入れたらバツ。
A4. Soccer is the most popular sport in our school.
→ popular は more/most 組。
the most popular の3語がひとかたまりで動く。
Q4のような並べ替えは、福岡県公立高校入試の対話文でよく出る形式です。福岡県の英語は大問5つ・55分で、リスニングのあとに対話文と長文が続く構成。並べ替えや空所補充は文法知識だけで取り切れる問題なので、比較をここで固めておくと、そのまま入試の得点になります。
覚え方:「覚える時間」を作らない
最後に、more組の単語の入れ方だけ。
多くの子がやりがちなのが、リストを眺めて「よし覚えた」と思う勉強。あれ、頭はほとんど働いていません。
思い出そうとした瞬間に記憶は強くなります。だからインプットよりテスト。これは比較に限らず、単語も理科の用語も全部同じです。
まとめ
② 手をたたいて3回以上なら more。+ more組11語を暗記
③ as 〜 as の間は原級。not as 〜 as は「相手の方が上」
④ 最上級は the を先に置く。場所は in、数・all は of
比較は、覚えることが少ないわりに出題が多い、コスパのいい単元です。夏休みのうちにここを固めておくと、2学期の受動態・現在完了に進んだときに「文法は型で解ける」という感覚が先にできあがります。それが中3の入試演習でそのまま効いてきます。
大野城市・春日市の中学校でも、比較は1学期末の範囲に入っていたところが多い。答案が手元にあるなら、比較の失点が上の4つのどれだったかだけ確認してみてください。型が分かれば、直すのは今日1日で終わります。
わからないところがあれば、いつでも聞いてください。
ろっく家庭教師
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