計算ドリルは、小学1年から高校3年まで、12学年・75単元の計算を練習できる無料のWebアプリです。スマホやパソコンのブラウザで開くだけで使えて、名前やメールアドレスの登録はいりません。

私は家庭教師をしています。計算ドリルは、指導の中で「こういう練習ツールがあれば」と思ったものを自分で作って公開しているアプリの一つで、私の生徒でなくても、どなたでも使えます。

毎日の練習にも、テスト前の総ざらいにも使えます。学年は自由に選べるので、前の学年の単元にもどって練習することもできます。

このアプリでできること

中身の一覧

小学校31、中学校22、高校22の、合わせて75単元です。

学校 学年ごとの単元数 合計
小学校 小1 2・小2 3・小3 4・小4 7・小5 8・小6 7 31
中学校 中1 9・中2 5・中3 8 22
高校 高1 8・高2 8・高3 6(科目別では 数Ⅰ 5・数A 3・数Ⅱ 5・数B 3・数Ⅲ 3・数C 3) 22
合計 75

問題は、用意した問題を順に出すのではなく、ほとんどの単元で、解くたびに数を選んで作ります。表の「問題の例」は、アプリが実際に作った問題の一つです。

「答え方」は、こたえかたを「入力」にしたときのものです。「4択」の単元は、分数・小数・文字式・あまりのように、テンキー(数字と±だけ)では打ちこみにくい答えが多いので、はじめから4択で答えます。こたえかたを「4択」や「ノート」にすると、全部の単元がその答え方になります。

小学1年(2単元)

単元 問題の例 答え 答え方
たし算(1けた) 3 + 7 10 テンキー
ひき算(1けた) 13 − 4 9 テンキー

小学2年(3単元)

単元 問題の例 答え 答え方
たし算(2けた) 56 + 79 135 テンキー
ひき算(2けた) 68 − 39 29 テンキー
九九 6 × 5 30 テンキー

小学3年(4単元)

単元 問題の例 答え 答え方
かけ算(2けた×1けた) 84 × 3 252 テンキー
わり算(あまりなし) 63 ÷ 9 7 テンキー
わり算(あまりあり) 29 ÷ 6 4あまり5 4択
式をえらぶ(四則の文章題) 45まいのカードを9人で同じ数ずつ分けると、1人分は何まいですか。 45 ÷ 9 4択

小学4年(7単元)

単元 問題の例 答え 答え方
小数のたし算ひき算 9.9 − 3.2 6.7 4択
わり算(3けた÷1けた) 318 ÷ 6 53 テンキー
小数×整数 6.1 × 3 18.3 4択
小数÷整数 15.3 ÷ 3 5.1 4択
がい数(四捨五入) 1275 を四捨五入して百の位までのがい数にする 1300 4択
四則の混じった計算 9 + 8 × 8 73 テンキー
式をえらぶ(2つの式を1つに) 1こ100円のおかしが、1こにつき30円引きになっています。7こ買うと、代金は何円ですか。 (100 − 30) × 7 4択

小学5年(8単元)

単元 問題の例 答え 答え方
分数のたし算(同分母) 3/7 + 2/7 5/7 4択
分数のたし算ひき算(異分母) 2/3 + 3/4 17/12 4択
小数×小数 0.7 × 0.9 0.63 4択
約分 36/63 を約分 4/7 4択
平均を求める(文章題) 次の3回のテストの点数の平均を求めなさい。 18点、19点、17点 18 テンキー
割合(百分率)(文章題) 120円は 400円の何%ですか。 30 テンキー
単位量あたり(文章題) 8個で240円のとき、1個あたりの値段は何円ですか。 30 テンキー
式をえらぶ(平均・割合・単位量) 400円の30%は何円ですか。 400 × 0.3 4択

小学6年(7単元)

単元 問題の例 答え 答え方
分数のかけ算 8/9 × 3/5 8/15 4択
分数のわり算 3/7 ÷ 1/5 15/7 4択
比を簡単にする 15 : 9 を簡単にしなさい 5:3 4択
速さ(文章題) 30kmの道のりを時速6kmで進むと、何時間かかりますか。 5 テンキー
割引(文章題) 1200円の品物を 30%引き で買うと、代金は何円ですか。 840 テンキー
円の面積(π=3.14) 半径 2cm の円の面積は何cm²ですか。 12.56 4択
式をえらぶ(速さ・分数の文章題) 分速72mで28分歩くと、何m進みますか。 72 × 28 4択

中学1年(9単元)

単元 問題の例 答え 答え方
正負の数(たし算) (-5) + 7 2 テンキー
正負の数(ひき算) (-3) − (-1) -2 テンキー
正負の数(かけ算) 5 × (-4) -20 テンキー
正負の数(わり算) (-25) ÷ (-5) 5 テンキー
文字式(同類項) 5y + 6y − 7y 4y 4択
一次方程式 2x − 3 = -7 -2 テンキー
比例 y=ax y = 4x で、x = (-2) のときの y の値 -8 テンキー
反比例 y=a/x y は x に反比例し、x = (-1) のとき y = -18。比例定数 a を求めなさい 18 テンキー
食塩水の濃度(文章題) 8%の食塩水 300g に、食塩は何g溶けていますか。 24 テンキー

中学2年(5単元)

単元 問題の例 答え 答え方
一次方程式(移項あり) 5x + 1 = 2x + 16 5 テンキー
連立方程式 3x +y = -1
x +2y = -2
x=0, y=-1 4択
単項式のかけ算 6x × 3x 18x² 4択
一次関数 y=ax+b y = 2x +8 で、x = 2 のときの y の値 12 テンキー
一次関数の変化の割合 一次関数 y = 5x +4 で、x が 1 から 3 まで増加するときの変化の割合 5 テンキー

中学3年(8単元)

単元 問題の例 答え 答え方
展開 (x−4)(x+3) x²−x−12 4択
因数分解 x²+6x+8 (x + 2)(x + 4) 4択
平方根の計算 √3 × √6 3√2 4択
二次方程式(因数分解) x² +3x −4 = 0 x=-4, 1 4択
平方根のたし算ひき算 4√7 − √7 3√7 4択
二次関数 y=ax² y = 2x² で、x = 3 のときの y の値 18 テンキー
二次関数の変化の割合 関数 y = 2x² で、x が -4 から -3 まで増加するときの変化の割合 -14 テンキー
三平方の定理 直角三角形で、直角をはさむ2辺が 9cm と 12cm のとき、斜辺の長さは何cmですか。 15 テンキー

高校1年(8単元)

「科目」は、「科目で選ぶ」にしたときにどこに入るかです。

単元 科目 問題の例 答え 答え方
因数分解(たすき掛け) 数Ⅰ 3x² + 7x + 2 (x + 2)(3x + 1) 4択
展開(2乗の公式) 数Ⅰ (x − 5)² x² −10x +25 4択
二次方程式(解の公式) 数Ⅰ x² +2x −24 = 0 -6(小さい方の解) テンキー
二次関数の頂点(平方完成) 数Ⅰ y = x² −6x +3 (3, -6)(頂点の座標) 4択
絶対値 数Ⅰ | (-3) | 3 テンキー
順列 nPr 数A 7P3 210 テンキー
組合せ nCr 数A 7C4 35 テンキー
確率(約分) 数A 26 / 36 を約分 13/18 4択

高校2年(8単元)

単元 科目 問題の例 答え 答え方
指数法則 数Ⅱ 3^4 × 3^5 = 3^□ 9 テンキー
対数の計算 数Ⅱ log2 16 4 テンキー
三角比の値 数Ⅱ tan 30° √3/3 4択
複素数の計算 数Ⅱ (3+5i) − (2−4i) 1+9i 4択
微分(多項式) 数Ⅱ (x³+5x²−2x+5)' 3x²+10x−2 4択
等差数列(一般項) 数B 初項 4、公差 1 第7項 10 テンキー
等差数列(和) 数B 初項 3、公差 1 第7項までの和 42 テンキー
等比数列(一般項) 数B 初項 2、公比 3 第4項 54 テンキー

高校3年(6単元)

単元 科目 問題の例 答え 答え方
極限 数Ⅲ limx→4 (x² − 16) / (x − 4) 8 テンキー
微分(基本関数) 数Ⅲ ( sin x )' cos x 4択
定積分 数Ⅲ ∫03 (2x + 4) dx 21 テンキー
ベクトルの内積 数C (3, 5)・(-1, -4) -23 テンキー
ベクトルの大きさ 数C | (1, -2) | √5 4択
複素数平面(絶対値) 数C | 8−15i | 17 テンキー

問題の作り方

使い方

1. 設定で、範囲と出し方を選ぶ

はじめて開くと、ホームの「今日のドリル」に「⚙ 設定で単元をえらんでね」と出ます。押すと設定の画面が開くので、上から順に選びます。

  1. 範囲のえらびかた:「学年で選ぶ」(小1〜高3)か「科目で選ぶ」(数Ⅰ〜数C)。ボタンに単元数が出ます。
  2. 出題のしかた:
    • 「📚 単元・範囲をえらぶ」:選んだ学年の中から、単元を1つ以上選んで出します。
    • 「🎲 まるごと」:選んだ学年(科目)の全部の単元をまぜて出します。
    • 「📝 大テスト」:選んでいる学年に関係なく、小1〜高3の全75単元から出します。学年の中だけでまぜたいときは「まるごと」にしてください。
  3. 単元(複数えらべる):「単元・範囲をえらぶ」のときに出ます。一度やった単元には、これまでの正答率が出ます。
  4. 1回の問題数:10・15・20・30・50。
  5. こたえかた:「⌨️ 入力」「🔘 4択」「📝 ノート」。

最後に「この設定ではじめる」を押します。

計算ドリルの設定画面。「範囲のえらびかた」で「学年で選ぶ」が選ばれ、小1から高3までのボタンが単元数つきで並び、中1(9単元)が選ばれている。その下の「出題のしかた」には「単元・範囲をえらぶ」「まるごと」「大テスト」の3つがあり、「単元・範囲をえらぶ」が選ばれている

(この画面は、小3〜小6に「式をえらぶ」の単元を1つずつ足す前のものです。いまは小3が4、小4が7、小5が8、小6が7単元です。)

2. 問題を解く

「入力」のときは、テンキーで答えを入れて「こたえる」を押します(「±」でマイナス、「⌫」で1字消す)。4択は選択肢を押します。合っていれば「⭕ 正解!」、まちがえると「❌ こたえは ○○」と、その場で正しい答えが出て、「つぎへ」で進みます。

まちがえると、同じ単元の数を変えた問題が最後に1問足されるので、右上の問題数が増えます(1回のドリルで5問まで)。途中でやめるときは左上の「✕」を押します。それまでの正誤は記録に残ります。

計算ドリルの問題画面。単元は正負の数(ひき算)で、問題は (−7) − (−4)。テンキーで −2 と入れて答えたところで、下に「❌ こたえは −3」と「つぎへ」のボタンが出ている。右上の表示は 1 / 21

3. 結果を見る

最後の問題のあと「結果を見る」を押すと、正答率、単元べつの正答率、まちがえた問題とその答えが出ます。「まちがいだけ もう1回」を押すと、まちがえた問題と同じ単元の問題を、数を変えてもう一度解けます。

4. 苦手な単元のしくみ

ドリルを最後までやったとき、1問でもまちがえた単元は「苦手な単元」に入ります。その単元が出たドリルで3回続けて全問正解すると、苦手から外れます。苦手な単元は、ふつうのドリルでも、ほかの単元の3倍出やすくなります。

5. ホームから使うもの

計算ドリルのホーム画面。上から「これまでの進度 0日達成・のべ0問・得意0単元」、「今日のドリル はじめる」(中1・正負の数(ひき算)・20問)、「苦手な単元 0個」、「今週のまとめテスト 週テスト」、「学校のテスト練習 ランダムテスト」、「これまでの記録 苦手ダッシュボード」が並んでいる

6. ノートで解く

こたえかたを「ノート」にすると、その回の問題が一覧で出ます。ノートに解いてから「答えを見る」を押し、合っていた問題の「合っていた」を押して、「採点して記録する」を押します。ノートのときは、まちがえても問題は足されません。

こう作ってある理由

私は、覚えることはテストでやるものだと考えています。めざしているのは、テストで使える状態、つまり問題を見たその場で解ける状態です(時間をかけて考える問題は別です)。計算ドリルを、1問ごとにその場で答え合わせができる作りにしているのは、このためです。

まちがえたら、その場で答えを見て、もう一度

まちがえたらその場で確かめ、できなかったらもう一度やる、というのが私のやり方です。計算ドリルは、まちがえるとその場で正しい答えを出し、同じ単元の問題を、数を変えてもう一度出します。同じ問題ではないので、もう一度はじめから解くことになります。

答え合わせについては、バトラーとローディガーの研究があります。テストのあとに答え合わせをすると、1週間後のテストで正解が増えました(答え合わせなし31%、1問ごとにすぐ45%、終わってからまとめて56%)。計算ドリルでも、1問ごとにその場で答えが出て、結果の画面にはまちがえた問題と答えがまとめて並びます。ただ、これは大学生の実験で、計算の問題を調べたものではありません。

一度できた単元も、テストし続ける

カーピックとローディガーは、大学生にスワヒリ語と英語の単語40組を覚えてもらいました。一度言えた単語を、その後もテストし続けた組は、1週間後に約80%を答えられました。テストから外した組は36%と33%です。本人たちが予想した1週間後の成績は、どの組も約半分で、差がありませんでした。

苦手な単元を、1回全問正解しただけでは外さずに3回続けて全問正解するまで残すこと、週テストで今週やった単元をもう一度出すことは、この「テストし続ける」と同じ向きの作りです。ただし、単語の実験なので、計算で同じ数字になるとは限りません。3回という回数は、研究から出した数ではありません。

まちがいの選択肢は、まちがえ方の形で

計算ドリルには、4択のまちがいの選択肢を、まちがえ方の形で作っている単元があります。たとえば分数のたし算ひき算(異分母)では分母どうしをたした答え、分数のわり算ではわらずにかけた答え、円の面積では円周の式で出した答えや2乗を忘れた答えを、まちがいの選択肢の候補に入れています。

小3〜小6の「式をえらぶ」は、文章を読んで式を立てるところだけを練習する単元で、計算はしません。まちがいの選択肢は、たす・ひく・かける・わるの取りちがえ、わる数とわられる数の逆、計算の順番のまちがいで作っています。80 × 6 と 6 × 80 のように数の順を入れかえただけの式は、どちらも正しいので選択肢に出しません。

よくある質問

無料ですか?登録は必要ですか?

無料で、登録もいりません。開けばそのまま使えます。最初に問題に答えたときに、8文字の「引き継ぎID」が自動で発行されます。設定の「名前(先生に伝える用・任意)」も、入れなくてかまいません。

記録はどこに残りますか?

使っている端末のブラウザと、引き継ぎIDにひもづけたサーバーに保存されます。名前やランキングのニックネームを入れた場合は、それも保存されます。取り扱いはプライバシーポリシーに書いています。

機種変更しても続きから使えますか?

使えます。設定の「あなたの引き継ぎID」を控えておき、新しい端末の設定で「別の端末のIDで引き継ぐ」を押して入れてください。ブラウザのデータを消したときも同じです。「Googleアカウントで守る(任意)」で連携しておけば、IDを控えていなくても、Googleアカウントで記録を戻せます。

スマホで使えますか?

使えます。ブラウザで開くだけで、インストールはいりません。タブレットやパソコンでも使えます。ホーム画面に追加すると、アプリのように開けます。

印刷できますか?

できます。こたえかたを「ノート」にしてはじめると、「🖨️ プリントする(問題だけ・答えは出ません)」のボタンが出ます。A4の紙に問題が2段で並び、名前・日づけ・得点の欄がつきます。答えは印刷されないので、答え合わせはアプリの「答えを見る」でしてください。

解き方の説明は出ますか?

出ません。まちがえたときに出るのは正しい答えです。解き方が分からないときは、自分で調べてから、同じ単元をもう一度解いてください。

1日に何問やればいいですか?

アプリに1日の決まりはありません。1回の問題数を10〜50問から選びます(はじめは20問)。何回やればいいかも決まっていません。私は、できるようになったかどうかを、時間や回数ではなく点数で見ています。

保護者は何を見ればいいですか?

私は親御さんに、勉強の中身には手を出さず、テストの点数を見ていただくくらいで十分だとお伝えしています(指導の考え方①)。計算ドリルなら、ドリルのあとの正答率や苦手ダッシュボードで確かめられます。

ランキングに名前が出ますか?

自分で参加しない限り出ません。載るのは、参加を選んでニックネームを入れた人だけで、出るのはニックネームと達成日数・のべ問題数です。本名は入れないでください。

参考

計算ドリルを開く(無料・登録なし)→

このページを書いた人:六田 佳志(ろっく先生)

福岡の個人家庭教師・学習アプリ制作者。指導のときに「こういう練習ツールがあれば」と感じたものを自分で作り、無料で公開しています。プロフィールは運営者情報へ。